妄想と現実のあいだ

とりとめもない言葉と写真、ときどき絵

感情がマスキングされる感覚

目の前に脅威が迫る状況で他人の死を悠長に悼む感情に浸っていたら生き残れない。

眼前の脅威に対応すべく脳は瞬時に感情を凍結させると同時に闘争のための回路を発火させる。

この反応は生存のために闘争が求められていれば、極めて自然な反応なのだろう。

しかし、目をこらしたその先に迫る脅威はなんてことない鏡にうつった私自身なのだ。

そして、鏡の私は自らを人質にして闘争ではなく感情を私に要求してくる。

わたしは闘争のために凍結し先送りされた感情を前に立ちつくす。

 

 

書く練習

とにかく、考えても、考えても、頭の中がとっちらかってどうしようもなく、駄々をこねるこどもが住み着いているような、何か吐き出さなきゃいけないようなとき。脳に指でも突っ込んで、指についた何かが言葉になってキーボードを叩いてくれりゃあいいのに。「あたまの中がかゆい」それ以上でも以下でもない。さすが中島らもだ。酒もせき止めシロップも精神薬も睡眠剤も銀の弾にはならない。頭の皺が足りない。